第8章:最後に選ぶのは?

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「莉乃ちゃんとの話、終わったんだね 有川くん来てくれると思わなかったから なんか嬉しいな……」 私がキレイに光る夕陽を見ながらいうと 彼は小さな声で言った。 「何言ってんの? また、って言ったじゃん」 「え!」 『じゃあ、また』 そうだ、確かに彼はそう言った。 また、って……。 そっか、そうだったんだ。 そっけない言葉だと思っていたそれは、 また来てくれるっていう約束だった。 有川くんが私の隣に並ぶ。 肩がぶつかって、私が彼に寄り添う。 すると、
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