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痴漢野郎は、尻を揉むようにギュッと掴んできたり、時々指で尻の谷間をサラッと撫でたりしてきた。なんだコイツ、金取るぞ、コラ。
グルっと振り向いて見たけど、それっぽい奴がいない。誰だ、こんな痴漢高等技術を使っているのは…。無駄に、痴漢の技術が高くて怖いわ。
もうめんどくさくなったんで、ガード的な役割で俺の後ろに騎士(ナイト)君を置いた。何?みたいな顔で見られたけど、笑って誤魔化した。
しばらく俺の身代わりになってくれ。
すると、騎士(ナイト)君の体がビクッと動いた。顔は赤く、嫌がるように左右に揺れている。ほほう、お主、さては痴漢されているな。俺はニヤニヤ見下ろして、騎士(ナイト)君の反応見た。途中で声をかけたが何でもないと返されて、それならしょうがないと思い騎士(ナイト)君の初々しい反応を存分に楽しんだ。
萌のためなら、身代わりもスルーもしますよ、自分の娯楽のため!!
しかし、痴漢野郎は後で何かしらの報復をくれてやる!ガチムチのハードな輪姦コース行きじゃ!!
そんなことをしている内に、クラス表をチェックして自分のクラスの教室に行った。
俺と騎士(ナイト)君は一緒のクラスのAクラス。良かったー。意気揚々と教室に入った。
教室に入ったら、ほとんどの席は埋まっていた。見知った顔もちらほら居たし、中学の友達もいた。そいつ等に手を振って挨拶をして席についた。
席は名前順で縦に並ぶ形式で、俺の左に騎士(ナイト)君の席。こんだけ一緒って、もはや運命!と感動した。騎士(ナイト)君も、村上君と一緒で良かったー!って、へにゃ笑顔を貰った。
とりあえず、騎士(ナイト)君の頭を撫でた。
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