腐敗が止まらない…

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「俺はバレー部に入ろっかなぁって思ってる」 「え?村上君、それ本当に?!僕、てっきり村上君は帰宅部だと思ってたよー」 「意外だよな、俺も最初は驚いたしなぁ」 なんか、色々と言われてムカついたんで、俺のムキムキに割れた腹筋や力こぶしを見して、筋肉自慢をした。 凄い筋肉だねー、とか言われながら腹筋とか胸筋を触られた。くすぐったい。予想通りというか騎士(ナイト)君は細くて生白い受け肌で、テルは運動部じゃないのに程よくこんがり焼けた肌の肉体美だった。 食堂の中で筋肉自慢してたから、何人かの熱い視線が集まった。特にテルのバキバキに割れた腹筋を見てる時に、眼福!腹筋の跡を辿りたいっ!と漏れでた変態的な声が聞こえた。 俺のときは、何故か腹筋を見せたはずなのに良い尻してんなー、って聞こえた。鳥肌たった。 昼休憩が終わったんで、再び体育館で部活紹介をするために集まった。 部活紹介は順々に各部活のユニフォームなどを着て、特徴や成績などを発表していた。人数が多いだけあって、色々な部活があって面白かった。極楽部って実際に何をする部活なんだろか? この学園って、私立で設備とかスポーツ特待制度とかちゃんとしてるから、運動できるヤツらが毎年沢山入学してきて、そこそこ強い。全国大会の常連だし、去年バスケが優勝してた。 バレー部の部活紹介があったけど、やっぱり強そうだわ。あの人、背高っ!2m絶対に超えてんだろ。 厳ついバレー部のキャプテンが説明をして、その横で長身のフワッとした奴が茶々を入れて怒られていた。なんだ、可愛いじゃないか。 キャプテンの説明中にユニフォームのパンツのゴムを指で引っ掛けて、パチパチしていて拳骨をくらっていた。どっかで、もっと手を突っ込んでー!と聞こえたから腐男子がいるんだろう。 終始、その人がキャプテンにちょっかいをかけて、最後にプレーを華麗に決めてバレー部の部活紹介が終わった。
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