腐敗が止まらない…

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俺の番号は67番。つまり此処に集まった5人は俺と同じ67番ってこと。学年で胸ポケットらへんにある校章の色が違うから、何年かは分かり易いよな。 ちなみに、1年が青、2年が黄色、3年が赤。 校章見たら1年が俺しかいないんだけど、寂しい。まずはグループ内で挨拶もとい自己紹介をした。3年では、厚い唇が特徴的なイケメンの通称カミナリ先輩にボブカットのふわふわ系の可愛いさっくん先輩、2年はちょいぽちゃオカン系の佐々木先輩に白に近い金髪にしている今流行りのジェンダーレス系のゆー先輩というイケメンと可愛いの宝庫だった。 改めて思ったけど、校則ってどうなってんのか知りたいわ。制服はキチンと着こなしてるけど、結構ゆー先輩みたいに金髪とか髪を遊ばせてるし、化粧とか普通にしている人とかいるし、どんな基準してんの?ボーダーラインが全然わからない。 自己紹介を済ませているうちに、なんか仲良くなってゆー先輩とさっくん先輩に可愛がられた。両腕をとられて2人に引っ付かれている状態の俺。2人とも小さくて細くて可愛らしくていい匂いするから、悪い気分ではない。むしろ良い。 この2人がニャンニャンしてたら鼻血出ると思う。百合カップルみたいで、禁断さとか背徳感が倍増する感じ。ふたなりもいいよね。 カミナリ先輩と佐々木先輩はあんまり後輩を困らすなよと優しくたしなめていて、何このアットホーム感と思った。でも、良かった早速仲良くなれて。スタンプラリーも頑張ろう。
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