腐敗が止まらない…

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次は一階にある保健室を俺たちは目指した。 無駄に広い学園だから、学校にもエレベーターがある金持ち仕様。これで楽チンに移動できる。 普段は上級生が使っていて、下級生が使っていたら、ちょっと生意気じゃね?って思われるから使えない、そこだけ縦社会のあるエレベーター。しかし、今回は上級生のカミナリ先輩とかいるし大丈夫でしょ。 保健室までたどり着いた俺たち。保健室っていう単語だけでも、エロいって感じたのは俺だけじゃないはず!って思いながら、中に入った。 あと、この学園は無駄に広いから保健室が2個あると聞いた。つまり、俺の中でBL的登場人物が2人増えたことになる。保健の先生っていう響きって最高じゃない? 先生にも萌えるし、その設定とか保健室にも夢とか妄想とかいっぱい詰まっていると俺は思うんだ。あと、道具とかも。その人次第で、保健室って色々と萌えるポイントとか内容とか変わってくるから、BL的に外せないよな。 「おぉ、いらっしゃい。まぁ、ゆっくりしていけよな」 そう言って現れたのは、なんともダンディーなおじ様だった。白衣と笑顔が眩しいです、おじ様。50代ぐらいの、大人の落ち着いた雰囲気と余裕が混ざりあった、ほのかにムスクの香りがする銀座にいそうなおじ様。カッコイイすね、おじ様。高級そうな皺一つないスーツに、これまたピカピカな真っ白な白衣が俺の胸にキュンキュンきた。 ダメだ、俺のおじ様好きセンサーがビンビンに反応している!落ち着くんだ、俺よ。 他の人たちもおじ様の色気に当てられていて、使い物にならない。くそぅ、定番の鬼畜眼鏡系のタチ喰い保健先生かと思ったら、まさかの超絶色気の滲み出ているおじ様だとは侮れん!!
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