第17章

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歩く速度が遅くなってきたころを見計らって、カフェに入ることにした。 気の合う友達と過ごす時間のように、あっというだった。 時間がたてばたつほど、一緒にいることを快く感じる人だった。 決断が早く、悩まない。 少しはっきり言いすぎるが、こちらが傷つくほどではない。 むしろ、全部をことばにするので誤解がなくていい。 自分の正反対のような人だ。 時間は残り1時間と思うと、切なさすら感じる。
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