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「へ、へえ」とか言いながら俺はなにもせずにひまわり組に戻った。
俺も可愛いなぁとか思ってしまったのはわりと内緒だ。
その後仁志とは年長さんで同じゆき組になって、家が近かったこともあり、いつの間にか仲良くなっていた。
仁志は顔のわりに意外と人を雑に扱うやつだった。
俺がしつこく絡んでいったせいもあると思うけど、基本的に来るものを拒まない仁志は相槌の代わりに軽く小突いたりしながらも付き合ってくれた。
口数は決して多くないものの、仁志は人のことをよく見ていて、たまにぽそっと放つ一言は俺の無駄口１０００個分くらいの威力があった。
それがまたみんなの心を掴む。
なんていうか、人間にモテるやつだなあと子ども心に思った。
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