第苦章

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???3年後??? 俺は彼女の墓の前で手を合わせていた。 3年前のあの日、あの会話の後、彼女は交通事故で亡くなった。最初の半年ほどは、あの時何故一緒に帰らなかったのか、もっと話をしていればなどといった後悔が俺の中でうずまいていた。次第に立ち直ってきた俺は、彼女が亡くなって3年経ったこの日、ようやく彼女の墓の前で手を合わせることが出来た。 言いたいことをは沢山あったが、今すべてを言うのは止めておこう。次来るために取っておこう。 そう思い、彼女の墓の前に黒色の缶を置いた。
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