第3章 「…そっかぁ」

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「ちっがーう!!これは食べられないの!」 オズが取ってきた食材は、少し複雑だ。 根を食べるもの、葉を食べるもの、全部食べれるもの。 そんなの初見でわかるはずないよ、と私は少し拗ねていた。 「ならオズがすればいいじゃん!」 「それじゃアリスがただのダメ人間になっちゃうでしょーが!自分でやりなさーい!!」 ……オズは厳しい。 前も水汲みの場所を細かく言われたし、洞窟の生物との接し方みたいなのも、くどいほど教えてくれた。 オズが物知りなのはすごいって思うけど… 「あーもう!それは皮も栄養高いんだぞ!きれいに洗って使うんだから捨てちゃダメ!」 「…うるさーい!!」 流石に私の怒りも爆発した。
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