第4章「まぁね」

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そして3日目。 もう仲直りしたいな、と思った昼下がり。 オズの部屋に行くと、オズはアルバムをみて微笑んでいた。 何のアルバムか気になって、私の足はさっきまでの重さも忘れてオズに近付いていった。 「…ん?これか??……昔の写真だよ」 写っていたのは小さい頃の私とオズ。 あの写真と同じくらいの年頃の写真が一番多い。 「…この頃に俺たちは出会ったんだ」 前はあんなに頑なに拒んでいたのに、当たり前のように教えてくれた。
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