第5章「一人で出来るもん」

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「……っ」 急に不安が私を襲う。 不安で声が出なくなる。 ヒューヒューと掠れた音だけが洞窟内に響く。 その場にいたくなくて、私は入口の方へ向かって走り出していた。 『…君は、外にでちやダメだよ?』 頭の中で、オズの声が響く。
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