第1章 「あなたは誰?」

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「…目が覚めた?」 私が考え事をしていると、灯りを手にした少年がこちらに歩いてきた。 同じくらいの年の、落ち着いた雰囲気の少年。 「…おはよう、アリス」 ベッドの近くまでやって来た少年を見て、私はどこか懐かしさを感じた。 両の瞳が違う色をしていたのに…… そんな私の視線に気付いたのか、少年は首をかしげた。
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