第2章 「……それだけは、教えたくない」

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「どう?美味しい?」 「…うん、おいしい」 オズは私にご飯をくれた。 そして話をしてくれた。 私が洞窟の外で倒れてたこと、私がどういう人間だったか。 でも、なぜ私の記憶が無くなっているのかについては、 「今は言えない」 と口を閉ざした。 言えないということは知ってるということ。 でも、言えないならと、それ以上問いつめることはしなかった。
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