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バンッ!!……バンッ!!……バンッ!!……
射撃訓練場に響く発砲音
撃ち終わるとヘッドフォンを外す
うん………調子良いな……
撃った3発はそれぞれ的の腕・足・肩と被弾していた
すると後ろから男の声が
「あれ?……調子悪い?……」
「………いや?……絶好調……」
振り返った先には同期の山城が腕組みしながら立っていた
「絶好調って…どこがだよ……頭と心臓の的、思いっきり外してるじゃん……」
「刑事が人を殺すかよ……当てるなら動きを封じれる部分だろ?……」
「ひぇ~っ……狙って撃ちわけてんの?……やっぱかなわねぇは首席には……」
「なんだろ……久しぶりに褒めて貰った気がする…」
「え?……どういう意味?……」
「知らなくていいよ……」
「なんだよ……まぁいいや……この後飲み行かねぇ?…ここ来てるって事は暇だろ?……」
「良く知ってるな……」
「お前とは付き合い長げぇし、唯一の同期だからな……」
工藤さんから呼び出し……あるか?…………まっ、いいか……
「……いいよ…」
「やりぃっ!!……じゃあいつもの駅前でいいよな……」
「おう……」
「じゃ、外で待ってっから……撃ち終わったら来いよ~っ……」
「オッケ~……」
それから俺たちは訓練場の前で再集合し、駅前の居酒屋へと足を運んだ
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