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「やっぱり、瀬戸がしかけたんじゃないか。あー、最低」
「うるせーな! 大体、永瀬がオイシイとこ邪魔するからな、本当はもう一回キスが出来てたんだぞ! 用が無いなら早く帰れよ! お前が帰ってから、もう一回するんだから」
「せ、瀬戸君っ!」
調子にノッて永瀬に言った後、優が真っ赤な顔で俺の事を呼んだ。
「……ふぅ。優も……苦労するね。嫌になったらハッキリ言うんだよ? 今日、掃除終わったら久々に一緒に帰ろうと思ったけど、やめとく。じゃ、バイバイ」
一気に言うだけ言って、永瀬は早々と帰ってしまった。
よし、これで邪魔者は消えた!
「優……」
そして、再び抱きしめてた優の顔を覗き込めば……。
「瀬戸君、ヒドイ……」
うるうる目をした、優の顔が見えた。
優には申し訳ないけれど、その顔はさっきよりうさぎっぽくて……かわい過ぎたので、優の承諾もなしに勢いでキスしてしまった、俺であった。
≪終わり≫
※補足
素敵なコメントを頂き、今更ながら優の「もっとして」発言がピーを期待しちゃう可能性がある事に気付きましたww(おそっ!笑)
優のこの発言は、キスに対してを言っております。別の事を期待しちゃったという方、ごめんなさいね(●´艸`)
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