3人が本棚に入れています
本棚に追加
…4月1日。
何だかやけに痛む頭を引き摺るように、ボクはベッドの上で体を起こす。
…う…ん…?
…記憶がおかしい。
昨日ボクはグリモアを卒業して…今日からは軍人として…。
…何で、ボクはまだ白百合家にいるんだ…?
「…ぅ…ん…皇様…おはよう…ございます…。」
隣では雅が珍しく、同じく寝惚けたような様子で挨拶をしている。
「おはよ…う…。んぅ…。」
…駄目だ。眠気が凄くて挨拶も真面に出来ない…。
雅も同様なのか、眠たそうに言葉を続ける。
「…ゆうべはおたのしみでしたね。」
「!!?!?」
何かやたら不穏な台詞と共に雅がボクの上に覆い被さって!?なにこれ!?
最初のコメントを投稿しよう!