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「おはよ,燈!」
「あ,麻衣,おはよー」
いつもと何ら変わりない一日が始まった。
平凡で,退屈な毎日が。
「ねえ燈,帰りに東高寄りたいんだけどついてきてくれない?」
ふと顔を上げると,親友の沙織がニコニコと笑っていた。
「いいけど,どうしたの?」
「朔くんに燈たち紹介しようと思ってー」
「ま,それなら別にいいけど…」
朔くんというのは沙織の彼氏だ。
よくのろけ話を聞かされる。
「なにそれー?麻衣も行きたいんだけどっ!」
「うん,今から誘おうと思ってた。3人で行こうね」
こうして私と麻衣と沙織は,放課後に東高に寄ることになった。
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