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フブキは一通り店内を見回った
そしてフブキは思った
(この店内を一人で管理するなんて…大変だろうな…この店は本当に素晴らしい…せめて何か手伝いができれば…)
一度自分の世界に戻ろうとも思った
フブキの種族は大蛇(オロチ)
普通、オロチの首には竜の首が二つあるようなマフラーが巻かれている
しかしフブキには生まれつき竜の首が一つしかなかった
だから、フブキは戻ってもしょうがないと思った
「…あの」
「ん?」
「私をここで、働かせてくれませんか?」
「え?」
「私がせめて…あなたの力になればと…」
「そうだねぇ…確かに仕入れた商品を運んだりするのは結構重労働だからねぇ…わかった、キミ力ありそうだし…働かせてあげる」
「…!」
こうして、フブキは「松ノ木」で働くことになった
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