第1章

12/89
前へ
/89ページ
次へ
「そういえば、芭蕉さんの種族って…」 「私は半人半霊だよ」 「…?」 「この通り、私の周りにはこの半霊というふわふわした何かがある、私、ここにどうやって来たか…私の元の世界が何だったのか…覚えてないんだ」 「…え」 「だからこの店を開いたんだよ、情報収集とかのためにね…まぁ、今はそんなのどうでもよくなったけど」 「…そうなんですか」 「さぁ、今日はもうお帰り、また明日よろしくね」 「…はい」 フブキは店を出ていった 「自分の世界を忘れたなんて…そんなこともあるんだな…よし、私がせめて、芭蕉さんの力になってあげよう」 翌日 「おはよう、今日もよろしくね」 「はい」 今日も「松ノ木」は開店する
/89ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加