2人が本棚に入れています
本棚に追加
相方のミスによるものだったのだが、小田桐が責任を負う形に持っていかれてしまったのだ。
ミスをした、方は呑気に仕事をしている。
また、彼女が出来ても、すぐに小田桐に不満を持ってしまい、別れを切り出され振られるのだった。
小田桐は「なんで、俺の彼女になるやつは、すぐに浮気に走るんだ。どれだけのお金を貢いでいると思っているんだ」とぶつくさ言っていた。
仕事に対しても、プライベートにおいても不幸を身体にまとっているとしか言いようがなかった。
やる事する事全てが裏目に出ているのだ。
小田桐は、「なんでいつもうまく、事が運ばないんだ」と言うと小さく舌打ちをすると大きなため息を吐いていた。
そして、会社では、出世街道を大きく外れてしまっているのだ。
大きなミスを犯した、相方の方が、ミスを大きく上回る成果を出して出世街道をまっしぐらに走っている。
幸運に恵まれている相方と不運に見舞われている自分。
不思議だった。
世の中の不公平さを感じずにはいられなかった。
最初のコメントを投稿しよう!