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キョロキョロ辺りを見渡すと、どうやら何かの巣のようでした。
落ちてきた穴は、とても深く、まんまる姫の身体では、とても登れそうにありません。
「困ったわ…どうしよう。」
するとそこへ、黒いモグラが現れました。
「どうしましたお嬢さん?」
「まぁ、モグラさんの家だったのね!芝生の上で転がってたら、穴から転がり落ちて、帰れなくて困ってるのよ。」
すると黒いモグラは大慌て。
「やや!それは大変申し訳ない。上に引っ張る力は私には無いが、お詫びに一先ず、この甘いジュースでも飲んでください。」
そう言って、小さなコップに入ったジュースをくれました。
甘いジュースは大好物。
まんまる姫はゴクリと一口で飲んでしまいました。
「まぁ…甘くてとっても美味しいわ♪でもこれっぽっちじゃ物足りないから、もう一杯頂ける?」
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