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季節は移りかわります。
あの桜の花びらがいつの間にか黄緑色の葉っぱに変わり、毛虫の姿がちらほらと見え始めるようになりました。
愛のぺこりと折れていた両耳はピーンと立ち上がり、コロンとまあるかった鼻先はスンと尖ってきました。
ついでに、ピコピコと動いていた小さな尻尾は、ふさふさと毛を伸ばしています。
目がまん丸なのがやや幼さを残すところですが、仔犬というよりは子供犬、若犬という風貌になりました。
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