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緋花隊はあれ以降強い敵に遭遇することなく難なく目的地の砦へと到着するともう1つの隊と遭遇する。
「上条隊?」
目に入ったのは4方向チームだったのだ。
「おーい!お前ら早く上に来い!次の作戦を伝える!」
再会した上条隊と会話することなく上にいる師龍の指示により砦の中に入り階段を上って行く。
「よぉ上条隊と緋花隊が揃って一番か、これで賭けは俺の勝ちだぞ豹馬。」
ドヤ顔で豹馬に勝ち誇ると豹馬は頭を掻きながら
「呑み奢りかー、つかなんで自分のクラスの奴らを躊躇わず選ぶかねー。生きて帰れたら奢ってやっから」
この緊張感のなさに緋花隊と上条隊は呆けていた、そして上条が何かに気付く。
「あ、あの人ってまさか零条少将!?」
その声にあー?とタバコを咥えながら振り返り、そして立ち上がり近づいていく。
そして上条が握手しようと手を差し出すが零条はそれを無視しある人物の目の前に立つ。
「お前があのルシファーと契約したっていう四条綜馬か。ベルフェゴール」
そう言うと零条は魔力を解放させる、それと同時に何も言わなかった綜馬の魔力も溢れだす。
『それがルシファー、お前の契約者か』
『久しいなベルフェゴール、そうだこやつこそ私の契約者だ。なかなか見込みのあるやつでなあの地下での怠惰な日々とはガラリと変わったように充実している』
七つの大罪同士の会話など周りからすれば生きているうちに体験できるものではない、その後も世間話のような会話もしていく。
「もういい戻れベルフェゴール、話が長すぎる。四条、大体お前の考えは分かる。最強の俺に勝って最強の名が欲しいんだろう?」
数十分間に続いた会話をやめさせ本来の目的に移る。
「わかってんじゃねぇかよ、今のオレはアンタより強いぜ」
睨み合いの中間に割って入ったのはあの人だった。
「別に殺り合うのはいいんだがここでやるな、話している間に他の部隊も集合した。これから次の作戦に移るぞ。」
周りを見るとスタートと同じように人が沢山いる、しかし何名かは絶望の顔をしている。
「よし、これからの任務を言い渡す!よく聞け!」
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