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「うん。
ごめんね、宮部くん」
「じゃあ、明日は?」
「悪いが宮部、明日も明後日も明明後日も、氷川には予定があるんだ」
……ひぃっ。
凍りますから!その笑顔、やめてください!!
「……ごめん。
ちょっと無理そう」
「なら、仕方ないけど」
宮部くんは思いっきり、課長を睨んでますけど!
やめた方がいいよ、絶対!!
隣から南極並みの冷気を受けつつ、正面から炎の熱気に晒されて食べる昼食がどんなものか……想像、シテクダサイ。
「緋羽」
当然、夜は課長にお持ち帰りされた。
ベッドに押し倒され、上からじっと見つめてくる。
「誰が他の男と喋っていいと云った?」
「でも、私は課長と付き合ってるわけではないですし、それに宮部くんは友達、だし」
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