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気がつくと森の中で、霧がかかった視界の向こうに誰かが立っている。
あの人が記憶を消したのか…?
そもそもあれは人なのか?
「貴方の願いを叶えてあげましょう」
突然消えて、目の前に現れたと思ったら額に指を添えられていた。
「貴方を夢の世界へ誘います」
「は…?」
願い? 夢の世界?
「貴方が願ったではありませんか。美少女の幼なじみと巨乳の恋人と年下の女の子が自分を奪い合うハーレムの世界に行きたいと」
「!? 何でそれを?! その設定はさっき妄想で考えていたことで…って! 心を読んだのか?!
…というかあんた誰ですか!」
「私のことは良いのですよ。貴方の願いを叶える為だけに生まれた存在。
というわけで、少々記憶が忘却しますが、身体に支障はありません。
それでは、夢の世界へ行ってらっしゃいませ」
「え? 今さらっと恐ろしいこと言わなかった?!
ちょっと、待っ」
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