KY

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次元の壁は高すぎると思いつつも、だからこそ彼女は三次元の男にはなびかず、誰のものにもならないと思っていた。 (けど、あの翔生なら) 一度、考え出すとむしろ何故、今まで気づかなかったのかと思うくらい腑に落ちる。 実際は、完全に誤解なのだが――そのことを知らない慎吾は、つい余計なことを口走ってしまった。
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