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宇野side。
こんなの嘘。嘘だよ、、ね、誰か嘘だって言ってよ。
「宇野さん、頑張って治療していきましょう。」
「やだ、いやだ。私がなんで、ガンなんかにならないといけないの?ちょっと。意味わからない。」
ガンなんてやだ。
「宇野さん。大丈夫ですよ。私たちを信じてください。」
「でも、私。ファンのためにも、今までかわりない宇野でいたいので治療したくありません。」
治療しないと悪化していくのは。そのくらいわかってる。
でも治療をしたら、AAAの活動を休むと言うことになる。
だから。
「お願いします。これは、神様が70億ある命のなかに与えてくれた試練です。お願いします。」
「なら。仕方ないな。でも宇野さん、どうしても苦しいときはいつでも来なさい。いつでも宇野さんの病室をあけて待ってるからな。」
「はい。私。AAAとして。最期をやりきります。」
自分でこんな言葉言ってるのに泣けてくる。
でも我慢。
「ありがとうございました。また、どうしてもの時来ますね。」
どうしてもの時。
私は。頑張る。
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