第1章

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そこで、白田君の自負心を利用し、 もっと食べるように仕向けたのです。 『な、なるほど! やけに強気で挑発していたのはその為か!』 はい。 囲碁と将棋が、僕に待ちの戦法を教えてくれました。 そして、そこに鬼先生の攻めの姿勢が加わり、 奇跡的に白田君を倒すことが出来たのうっぷ... 『吉田! お前ってやつは~ やる時はやるなー!』 「はいッ!」 『吉田、でもこのままだとお前負けるんじゃないのか?』 「ははッ 鬼先生、何言って…」  え? 「わあああああああああ!! そうか!! このまま時間が来たらどっち道勝負には負けてしまうじゃないかああッ!!」 『吉田!あと5秒ッ!!』 2…… 1… 「そこまでッ!!」    終わった… 『勝負に勝って試合に負けるとはこういう事だな吉田!』 「ぐへへ…… ぼぼ、僕の勝なんだな……」 ゲップ……
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