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『最近、会ってねーんだろ?顔見せついでに行ってこいよ』
ナオトが言うと、リュウジはにっこりと微笑んだ。
『はい!』
『素直だとリュウジは可愛いんだよな…』
ナオトはリュウジに近づくと頭を撫でる。
『あねさん、俺、もうガキじゃないんですよ』
『いやいや、中身は全然ガキじゃんか!』
リュウジの言葉にすかさず反応したのはタカノリだった。
『なんだよ、タカノリの方が年下のくせに』
『リュウジ、中身の話しだよ中身!』
タカノリはまたもやすかさず突っ込みを入れた。
『ぶー』
口を尖らせ拗ねて見せるリュウジの頭をナオトが撫でるとリュウジはニコニコし始めた。
『どう見てもガキじゃんか』
たまらずかケンジロウが呟きを漏らす。
『自覚してないって怖いな』
オミの言葉に皆が笑い、またリュウジは頬っぺたを膨らませた。
『リュウジ、あまりあにさまを独り占めしないでくれ』
ナオキに凄まれ、リュウジは慌ててナオトから離れた。
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