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『何?ねえさん』
呼ばれたリュウジが奥へと姿を消すと
『これ、すげーカッコいい!』
奥から興奮したようなリュウジの声が響いて、3人は顔を見合わせた。3人が呆けていると奥から両手に服をかけたリュウジが戻ってきた。
『ねえ、これ、カッコよくない?』
嬉しそうに服を見せるリュウジ。その後に続いてかれんも服を手に戻ってきた。
二人が手にしていたのは白地のスタジャンだった。袖は黒だが、背中の刺繍がそれぞれ違う。
『やべー、これ、カッコいいな』
『7人で舞台に立たれるなら、揃いのものがよろしいかと思いやんして…これはあねさんが、お気に入られるんじゃないかと思い、いろんな柄を集めておいたんですよ』
『さすが、かれんねえさだよ。これ、絶対あねさん、好きだと思う。みんなどう?』
『ああ、これはいい』
オミが頷いた。
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