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『上はこれで決まりだけど下どうしよう?』
タカノリが言うとオミはかれんに目を向けた。
かれんのドレスを見つめていたオミはにやりと口角をあげた。
『白と黒のコントラストは合うよな』
それを聞いたエリーも口許を緩める。
『確かに上が白なら、黒が映えそうだ』
『でしたら、黒のレザーでお揃えになられんすかい?』
かれんは言いながら棚を探し、レザーパンツを取り出して並べていく。
『さすが「をんな屋」のあねさんの御用達しなだけありますね。これだけの品揃えは他の店じゃなかなかない…』
オミが呟くとかれんは嬉しそうに言った。
『あたいがあねさんのためにできることなど、この程度しかござんせんから…』
『いや、それにしても、なかなかのもんですよ。是非馴染みにさせて頂きたいもんです』
『ちょっとオミ!どさくさに紛れて、なに図々しいこと言ってるの!』
黙って聞いていたリュウジが不満げに声をあげた。
だがかれんはリュウジを制するように肩に手を置くとオミの前に立つ。
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