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『あねさんと共演なさる間柄ですし、リュウジにとっても大切なお仲間。いつでもいらしてくださいな』
『ありがとうございます』
オミは丁寧に頭を下げると、かれんは他の皆にも顔を向けた。
『勿論、みなさんも…』
かれんに言われてタカノリもエリーも笑顔を浮かべた。
『こちらから頭を下げてお願いすべきことを、お許しいただけて感謝します』
『先程も申しやしたが、あたいはあねさんに返しきれぬ恩のある身。そしてリュウジはあたいの大事な家族。二人に関わりのある皆さんはあたいにとっても大切な方々なんですよ。これからもリュウジのことよろしくお願いいたします』
かれんが深々と頭を下げた。リュウジはかれんに近づきその手を取った。
『かれんねえさん』
『泣き虫は変わらないねぇ』
『悲しくて泣いてるんじゃないからいいの!嬉しくてたまらないんだよ』
『リュウジ。本当にお前はあの頃と変わらないよ』
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