24人が本棚に入れています
本棚に追加
『俺たち、あねさんのおかげで、寄り添う者は皆家族だって意識があるからさ…』
『あねさんって本当にすげーな。師匠があそこまで心を許すだけはあるってことか…』
『うん…』
リュウジは嬉しかった。自分にとってナオトは親のような存在。そのナオトをタカノリが認めてくれたことが。もちろん「をんな屋」としてのナオトのことをタカノリは認めている。だがナオトの人柄を認められることの方がリュウジにとっては、何より嬉しいことだった。
そしてタカノリもリュウジがナオトのことを目を輝かせて話すのを見て、リュウジの想いを感じていた。タカノリはリュウジが家族だと言ってくれたことに涙がでそうなくらい嬉しかったのだ。真っ直ぐなリュウジの気持ちが タカノリには本当に嬉しかった。
最初のコメントを投稿しよう!