第5章

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『俺はこれかな…』 ナオトはそう言うと、青と緑で刺繍された虎の柄のスタジャンを選んだ。 するとリュウジが 『じゃあ俺はこれ!』 リュウジは雷神と風神の刺繍のスタジャンを選ぶ。 『リュウジ、普通ならそこはあにさんに選んでもらうとこだろ』 タカノリが言うとナオキは優しく微笑んだ。 『いや、わたしはどれでもかまわぬから、皆で選んでくれ』 『リュウジ、これが大人の余裕だぞ』 オミが茶化すように言った。
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