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えーと……んーと…………
………………ん??????
あぁぁぁぁ!!!!
…………わからん。ほんとに解らん。
「先生……」
俺は開始3分で音をあげた。
「ん?まだ問題見ただけでしょ……そんな死にそうな顔しないでよ」
「だって、無理!!これはマジ無理ですって!!」
このプリントは何だ一体……なんもわからない……
「もーしょうがないな……じゃあー」
それから先生は1問ずつ丁寧に教えてくれた
補習は結局最終下校まで続いた
「……んっはぁー……やっと終わった~」
大きな伸びをして机につっ伏す
「ハハッ……お疲れ様。これで少しはできるようになってるといいんだけど……」
「はは、はははは」
いや、まぁ補習前よりはできるだろうけど……
「もう結構暗いね……帰るとき気を付けるんだよ?」
「大丈夫ですよ。女子じゃないんですからー」
「……うん。まぁ、そうなんだけどね……。」
「先生、ありがとうございました。さようなら」
「うん。さようなら。また明日ね」
さてさて、早く家に帰らないとなぁ~
「旭!!」
ん?
「旭がこんな時間まで学校にいるの珍しいね」
「あ、凛々亜。……今日数学の補習でさ。」
あ、この子は幼なじみの 志水凛々亜。家が隣で昔から仲がいい。
「そうなんだぁ。旭って数学だけはだめだもんねー」
「うっ……っていうか凛々亜は部活終わったの?」
「うん。今帰ろうと思ってたら旭がみえたから。」
「そっか、この時間は電車混むからなぁ。早く帰ろっか」
「うん!!」
その後二人で混む一歩手前の電車に乗り4駅先の地元に帰った。
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