はじまり

4/21

7人が本棚に入れています
本棚に追加
/25ページ
えーと……んーと………… ………………ん?????? あぁぁぁぁ!!!! …………わからん。ほんとに解らん。 「先生……」 俺は開始3分で音をあげた。 「ん?まだ問題見ただけでしょ……そんな死にそうな顔しないでよ」 「だって、無理!!これはマジ無理ですって!!」 このプリントは何だ一体……なんもわからない…… 「もーしょうがないな……じゃあー」 それから先生は1問ずつ丁寧に教えてくれた 補習は結局最終下校まで続いた 「……んっはぁー……やっと終わった~」 大きな伸びをして机につっ伏す 「ハハッ……お疲れ様。これで少しはできるようになってるといいんだけど……」 「はは、はははは」 いや、まぁ補習前よりはできるだろうけど…… 「もう結構暗いね……帰るとき気を付けるんだよ?」 「大丈夫ですよ。女子じゃないんですからー」 「……うん。まぁ、そうなんだけどね……。」 「先生、ありがとうございました。さようなら」 「うん。さようなら。また明日ね」 さてさて、早く家に帰らないとなぁ~ 「旭!!」 ん? 「旭がこんな時間まで学校にいるの珍しいね」 「あ、凛々亜。……今日数学の補習でさ。」 あ、この子は幼なじみの 志水凛々亜。家が隣で昔から仲がいい。 「そうなんだぁ。旭って数学だけはだめだもんねー」 「うっ……っていうか凛々亜は部活終わったの?」 「うん。今帰ろうと思ってたら旭がみえたから。」 「そっか、この時間は電車混むからなぁ。早く帰ろっか」 「うん!!」 その後二人で混む一歩手前の電車に乗り4駅先の地元に帰った。
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加