「セカンドスケジュール」

16/39
前へ
/40ページ
次へ
外泊届を出した。 城下の電算端末喫茶に行くことにした。 フェルトの行きつけの一つだった。 電波と人工の星がこの世界を覆ってる。 ネットワークという電子情報網。 という伝承に基づいて動いている端末。 一説に端末と端末を線で繋いであるという。 誰も維持できないほどの広大な範囲。 星を囲む古代文明の遺物。 それがまだ動いている。 信憑性に欠けた。 それでも動いている。 フェルトの権限で呼び出せる情報。 先ず、ハルーサの尋ね人を「ニナ」で。 直接検索した。 店の「信用」を「信用」する他はなかった 検索には何も該当しなかった。 「鬼族」を検索、しなかった。 「噂」には聞くがフェルトの手には余り過ぎた。 代わりに「人身売買」を検索してみた。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加