「セカンドスケジュール」

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ハルーサの城。 地下深い城の入り口。 「何時来ても不気味な」 威圧感のある扉の脇。 数字ボタンでIDを入力。 誰開けるともなく扉がスライドする。 三人が入ると扉は重々しく閉じた。 中はさらに狭い箱。 何回か同じ作業を繰り返す。 最後の扉を抜けて、やっと城内に入った。 受付の行く先を入力。 暗い行き先に電灯がともった。 廊下の扉をいくつも通り過ぎる。 伝統の灯す限り200mほど歩いた。 正面に衛兵が二人。 甲冑を着た衛兵の一人と目を合わす。 「ヴィオ王子と、フェルト王子と確認」 更に正面の隔壁が開く。 中央に水晶版のある50㎡の部屋。 「早速だが」
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