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厄介な敵だった。
接敵
文明維持の名残り。
コンクリートビルの廃墟。
崩れ落ちた壁とベールのかかった青い空。
相棒は唯只紫煙を吐いている。
拡散していく煙とコーヒーの匂い。
「虫」の気配はない。
現実感と、「音」。
二人以上の気配はない。
「肺に悪いぜ」
「胃じゃねぇのか」
「骨組み上がり、と」
「ご苦労さん」。
相棒が原稿を店に持っていく。
マルチコピー機で印刷。
IDがないと使えない。
年齢制限がうっとうしい。
構造的欠陥を感じる。
選ばれたもので維持している再生不能品。
傾いた世界は今日も更に傾いていく。
文化「統制」。
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出来上がった世界は、、、、、
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