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偵察
「そういわけでバイト君、偵察を頼むよ。」
「自分が行けばいいじゃないですか。」
「あんたねぇ、私が行けば偵察ってばればれじゃない。」
討論してる二人を苦笑いで見守る宝勝が口を開く。
「君じゃなくても別に構わないさ。友達にでお願いしてさ様子を見てきて貰えばね。
客引きが上手いんだから何かこっちが対策できるような物をね」
ごねる亮と説得する二人。
そんな光景を見ながら一人店に入ってきた。
「あ、あの…やってます?」
「あーごめんなさいね、いらっしゃいませ。好きな席どうぞ」
オーナーは、客に気付き案内する。
「さ、バイト君。一旦話は後にしよう後の接客頼むよ」
そう言うと彼女は厨房の方へと向かった。
亮はため息混じりけにわかりましたと呟き業務を始めるのだった。
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