第四章 静かな湖畔

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「大和、結構、節穴だよな。 このメンバーにはトラブルがあるぞ」  ソニアは、機材を秘密の部屋へと運んでいた。 ソニアは、早死にしてしまったが、戦士であった。 俺よりも、死線を潜ってきたともきく。 「どんな……?」  ソニアは機材を秘密の部屋に隠す事に専念していて、 俺の方を見ようともしない。 秘密の部屋といっても、 俺にとっては、このソニアの設計図を丸暗記しているので、 普通の部屋と変わりはない。 「まず、石場は寺内が好きで、 大工から転職して付いてきている」  このプロフィールで、そんな事が分かるのか。 ソニア、事前に調べていたのか。
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