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鉄鎖の黒組出身。
それは、暗殺部隊のエリートでもあった。
元が火の屋で殺し屋の一族の出身なので、
暗殺部隊には合っていたのかもしれない。
「今日は帰りましょう。
あ、途中でうどんを食べていきましょう」
袈裟丸が、俺の手を掴み、明るい笑顔で口入屋を出てゆく。
しかし、俺達には事情があるので、金を必要としていた。
そんなに仕事を選らんではいられない。
俺達、組名、鬼同丸(きどうまる)は、
仲間を失踪させたままなのだ。
それも鬼同丸の主要メンバーを失踪させている。
鬼城家は捜査を打ち切っていて、
探すのならば自分達で捜査費を出せという。
しかも、任務中の行方不明だったので、捜査には本部の許可を必要としていた。
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