第五章 桜川 伊都(さくらがわ いつ)

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「時季、姶良、月森、飯島、ソニアに残って待機。 他のメンバーは桜川の邸宅及び周囲の状況、地上の基地の建設に入る。 五日後、メンバーを再構築する」  小型船で地上に降りる。 一旦、降りてから状況を確認し、 資材を運ぶメンバーと、護衛のメンバー、基地建設のメンバーに分かれる。 「地上へ降りる」  小型船、二機で降りてみたが、この星、降りる場所が本当にない。  木々の隙間を通り地上へ降りてみると、 森の中というよりも、木の中であった。  周囲の状態を確認すると、有害物質は含まれていなかった。 マスク等なしで、生活できるだけの重力と酸素がある。 俺は(シェリエは)酸素の取り溜めという機能があり、 週に一回程度、酸素を取ればいいが、他の連中は呼吸をしていた。
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