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この邸宅に子供が居るとは、聞いていなかった。
桜川には家族はいたが、妻は既に亡くなり、
子供は研究施設で桜川の研究の続きをしていると聞いていた。
「半分機械、
左手、右足、右目、片脳、よくできている」
車イスの少年が、高麗の回りを走る。
「しかも、童貞で処女」
高麗が一瞬で真っ赤になっていた。
処女はともかく、童貞は否定して欲しいが、
高麗は真っ赤になったまま俯いてしまった。
あ、本当に童貞であったのか。
「俺、ボディを変えてくるよ。待っていてね。
それに、入っていいよ」
許可を出したということは、今のが桜川であったのか。
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