第一章 仕事探しは前途多難

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 でも、仲間を助けに行きたい。 それには、金を稼がなくてはならない。  一旦、戻ってから、又来るか。 鬼同丸の俺の所属するチーム、 鬼同衆では暗殺の仕事を請負うことが出来ない。 しかし、俺は鉄鎖の出身なので、 鉄鎖経由で暗殺の仕事を引き受けることはできる。  鬼城の本部を出ると、大通りに出た。 鬼城は、その街並みから観光客も多い。 通りには、多国籍な人間が行き交っていた。 しかし、路地に入ると、観光客は近寄って来ない。 それは、やはり、 鬼城家が闇の部分の仕事も請け負う連中と知っているので、 怖いのだろう。
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