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「そうですね確かに経験を確認していましたが、
まさか尻を使うと知らないとは思わなかった」
今、俺の目が元に戻ってしまった。
帰りは、歩いて帰るしかない。
「知らなかったのか?」
「多分。
最中、どうしてそんなことをするのか、尻なんて汚いから触るなとか、
そんなことには使えないとか、絶対に無理とか連呼でしていましたからね」
高麗、知らなかったのか。
でも、合意というのは嘘ではないであろう。
俺の背を、響紀が支えていた。
そっと支える響紀の温かさが、俺の正気を保たせる。
「目、紫に戻りましたか……俺も、戦闘モードが解除になりました」
響紀が、俺の方向を変え、じっと目を覗き込んでいた。
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