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「亜空間にデータを保存するのは止めろ。
筒抜けだからな」
そもそも、保管が雑過ぎる。
「機械に保存すると、すぐに狙われてしまいましてね。
亜空間からデータを採り出すのは命懸けでしょう?」
「俺のチームの姶良を貸す。
亜空間でのデータの保存方法をしっかり教えてもらってくれ」
また、高麗の映像が流れてきたら、この星を爆破しかねない。
「了解しましたよ」
しかし、この水槽で桜川の最後の実験が何なのか分かった気がする。
これは機械を付けるための方法ではない。
人間を治療するための槽であった。
しかも、神経を伸ばそうとしている。
「有機型で、生身と遜色のない義手とかを作りますか?
それとも限りなく生身を目指しますか?」
桜川は、驚いたように目を見開いてから、水槽に近寄った。
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