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「そういうのも造った。
俺が最後に見たいのは、生体を越え、半身を守る生命体のような半身だ」
意味が分からないが、要は、高麗を守る生命体が、
いつもは高麗の半身になっているということか。
「……意識のあるものが取りついている状態はおすすめできませんよ。
判断が異なった場合は、命取りになる」
桜川が、俺に近寄ってきた。
「では、君ならば、どうこの半身を組みあげるかな」
「高麗は生まれつき半身が機械で、操作は自分の体と同等でしたよ。
でも、痛覚や温度、感度がなかった。
この感度は、機械を組込んでも再現できませんでしたよ」
皮膚は、生体を使用し、皮膚の下の神経を生かす。
この微細な感覚は、人間にとって重要であった。
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