第六章 夜咲く花と、 散る花と

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「鬼城家から大和の呼び出しでね。 呼び出し中、俺のチームが代行する。 俺のチームがいる間、そっちは順番に休ませてやれ」  大工仕事をするというのか?しかし、鬼同丸も似たようなものであったので、 大丈夫なのかもしれない。 それに、まず、百武は家畜の世話が上手かった。  俺はすっかり家畜を忘れていたが、 地上十メートル付近に、鶏小屋を造っていた。  今まで知らなかったのだが、鶏は胞子を食べていた。 牛に付く胞子も食べるので、地上でも牛の生活ができる。 牛と鶏を地上で放牧してみた。牛はシダを食べ続けていた。 しかし、住んでみて分かったが、 この星、ウサギとキツネが生息していた。 鶏は、数羽、キツネに攫われてしまった。
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