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時季が格納庫に降りてきていた。
距離的に、一人での操縦は難しい。
「助かる。鬼城のお小言を受けないとね」
「高麗の件だろ。
ソニアにも本部から、あれこれ来ているよ」
宇宙船に乗り込むと、エンジンを起動させる。
時季も、機材をチェックし、計測機器の確認をしていた。
「ソニア、出発するから三番ハッチを開けてくれ」
「はいよ」
宇宙空間に船が出ると、エンジンを全て稼働させる。
まともに飛んでいたら、往復で十日はかかるので、
高速モードに切り替える。
そういえば百武も、到着が速かった。
高速ならば、三日でいけるかもしれない。
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