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宇宙船を宇宙航路に乗せると、暫しする事はない。
航路から外れさえしなければよいのだ。
時季を見ると、既に眠っていた。
仕事の確認をするかと、通信で使っていた亜空間を見てみると、
又、高麗の情報を発見してしまった。
今度は治療記録で、
高麗は、水槽の外に出られるようになったらしい。
「クラゲ?」
高麗の不足している部分は、透明なゲル状のもので覆われていた。
透明で、伸びて来る血管や神経が透けて見えていた。
ゲルの表面に、皮膚を伸ばしているらしい。
ゲルの中に、時折、注射のようなものをすると、一瞬、赤くなる。
そして、切断面が泡を吹いたように膨らみ、肉や骨が形成されていた。
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